FFFTPでWordPressのサイトをシックスコアに引っ越す

そういうわけで、シックスコアへサイトを引っ越すことになりました。

ポイント!

もしFTP接続情報のホスト名が移転するドメイン名でなければ、先に移転元のサーバー会社でドメインの設定を解除して、ドメイン管理会社でネームサーバーをsixcoreに変えておくことをお勧めします。またその際に、ドメインの有効期限が90日以内である場合は、ドメインを更新しておきます。国内のサーバー会社の大半は、最初にドメイン関係の作業ができますが、海外サーバーの大半は、ファイルダウンロード後になります。但し、アドオン・ドメインとして登録されていたものは、プライマリー・ドメインのFTP設定で接続できるので、先に片付けて問題ありません。

先にドメイン関係の設定を行っておくのは、DNSの切り替わりに時間がかかるからです。もしあまり訪問者の来ないサイトの場合、自分の方で作業中や作業開始直前に移転するドメインにアクセスしないようにしましょう。そういうことをすると、その分、DNSの切り替わりに時間がかかります。設定されていたTTLにもよりますが、最近は、30分から60分ぐらいで設定されている場合が多いので、2時間ぐらい放置しておけば、きれいにDNSが切り替わります。但し、訪問者が多いと、なかなか切り替わらず、苦労すると思います。そういう意味でも、この作業は夜中にやることがお勧めです。また、訪問者が多いサイトの場合、できれば、引っ越しの一週間ぐらい前からTTLを60秒などの短い時間に変更しておくのが無難だと思います。

まずファイルをダウンロードしなくてはいけません。これにはFFFTPを使いました。しかし、サイトはWordPressのサイトになっていて、ファイル数が膨大です。FFFTPでWordPressのサイトを引っ越すのは大変です。なぜかというと、途中で止まってしまうからです。

止まらないようにしないといけません。

それには、FTP通信の暗号化をオフに設定します。

それから、ファイル数が多いため、時間がかかります。そこで、なるべく早く終わらせるには、同時接続数を増やします。私は最大値の4にしました。すると、四つの窓が開いて、同時にダウンロードを行ってくれます。4倍とまではいきませんが、非常に早いです。

後は、MySQLのデータベースをダウンロードするだけです。

それには、phpMyAdminを起動して、ログインし、該当のデータベースを指定し(クリックして、ハイライトする)、エキスポートで、そのままの設定(デフォルト)で、ダウンロードすればいいです。

終わったら、元のサーバーの方のドメインの設定を削除し、Let’s Encryptの証明書を破棄しておきましょう。しばらくの間、訪問者の方々がサーバーにアクセスできなくなりますが、この方がスムーズに行っていいと思います。Let’s Encrypt!を利用している場合、どうしてもアクセス不能時間を発生させずに、移転するのは無理だと思います。

最初にやっていたら、必要ありませんが、ファイルの転送が終わったら、ドメインの設定を解除しておきます。後でやってもいいですが、どちらかというと早い方がいいです。

さて、引っ越し先での作業です。

これも最初にやっていたら、必要ありませんが、まず、ドメイン管理会社でネームサーバーをsixcoreのネームサーバーに変更します。

ドメインの有効期限を確認して、残りの日数が90日を切っているようでしたら、すぐにドメインを更新して有効期限を90日以上先に延ばします。これをやっておかないと、Let’s Encrypt!の証明書の発行手続きができません。

次にデータベースを引っ越します。

MySQLでデータベース名を設定し、次にユーザー名とパスワードを設定します。しかしこれで作業は終了していません。データベースの一覧に戻って、該当するデータベースのところにある「追加可能ユーザー」でドロップダウンのリストの中からユーザーとして選んだユーザーを選択し、「追加」をクリックします。

次にphpMyAdminを起動して、左側の中から該当するデータベース名を選択して、インポートを実行します。

「インポートは正常に終了しました!」(以下略)と言う表示が出れば、成功です。エラーが出た場合は、該当するデータベース名を選ばずにインポートした可能性がありますので、やり直して下さい。

次にドメインの追加を行います。

まずドメイン管理会社でネームサーバーをシックスコアのネームサーバーに変えます。

次に、シックスコアの「ドメイン設定」で移転するドメインを追加します。

ドメインを追加すると、自動でFTP情報やその他の情報が出ますので、メモするか、PDFで保存するか、画像化して保存しておきます。この情報は二度と出ないようなので、保存を怠らないようにしましょう。

この時、Let’s Encrypt!の証明書が発行できていない場合は、「index.html」のファイル名で適当なファイルをアップロードします。そして、sixcoreのサーバー管理画面から手動でLet’s Encrypt!の証明書の発行手続きを行います。これは、右の一番下にあるセキュリティーの「SSL設定」から行います。

SSLの設定が完了して、SSL接続ができるようになるまで、しばらく昼寝でもします。ちょっと時間がたつと下記画面が現れますが、先ほどのindex.htmlの内容が出るまで待たないとだめです。どうも証明書が発行されるまでは、この画面で待たされるようです。tracertで調べると、ちゃんとsixcoreのサーバーにたどり着くので、間違いありません。

無効なURLです。
プログラム設定の反映待ちである可能性があります。
しばらく時間をおいて再度アクセスをお試しください。

ポイント!

ファイル転送前にLet’s EncryptのSSL証明書を入手するのは、WordPressの場合、ファイル転送後にSSL証明書なしでサイトの動作確認をしようとしても、できないからです。だから、SSL接続の確立は先に済ませておきましょう。もしサイトが動作しないと、SSL証明書が発行されず、引っ越しがそこで止まってしまいます。

まあ、移転前に元のサーバーでSSLを解除して、非SSLでアクセスするようにWordPressを設定し直してから、ダウンロードして移転する手もありますね。そうすれば、非SSLでアクセス可能なWordPressサイトを移転したことになるので、SSL証明書がなくても、動作確認ができますし、SSL証明書の発行も問題なくできます。

ここで紹介している方法はトラブルが起きた際に、問題を特定しやすいというメリットがあります。後者のやり方だと、動作に問題が出た場合、問題の切り分けにちょっと手間がかかります。

今回30分ほどで、SSL証明書が発行され、index.htmlの内容が表示されるようになりました。これでindex.htmlは不要になりましたので、さっさと削除して下さい。

後はファイルを転送して、新しいデータベース名とデータベース・ユーザー名とパスワードと「MySQLのホスト名」を設定するだけです。

FFFTPの設定は、「特殊機能」のタブにある「転送エラー時の処理」で「全て後で上書き」を選んでおきます。もしこれを忘れた場合は、エラーが発生したら、「後で上書き」のラジオボタンをクリックして(デフォルトでチェックが入っているので、実際には何もしない)、「以後全て」をクリックします。念のため、同時接続数が「4」であることを確認しておきます。

なお、「.well-known」のディレクトリーと中のファイルは転送しません。

最後に、wp-config.phpをテキスト・エディターで開いて、「データベース名」と「データベース・ユーザー名」と「パスワード」と「MySQLのホスト名」を書き換えて、アップロードします。なお、「MySQLのホスト名」は、サーバー管理画面で、「MySQL設定」をクリックして、上のパンくずリストの左から二つ目の「MySQL情報」をクリックすると出てきます。

これでサイトが表示されることが確認できれば、いいです。

しかし、今回500が出てしまいました。恐らく、.htaccessに問題があると思われましたので、.htaccessの中を見ると、WordPressの設定以外にPHPの設定が入っていましたので、これをそっくり削除しました。

.htaccessは「# BEGIN WordPress」から「# END WordPress」までがWordPressの設定部分なので、この部分だけ残して、他はこの際、全部削除していいです。もし何か必要だったら、サイトの移転が完了してからにしましょう。アクセス制御の設定ぐらいは恐らく問題はないので、そこは残してアップロードし直していいと思います。PHPの設定はだめです。

サイトが表示されることを確認して、一応、サイト関係はこれで終わりです。

次にメールアカウントの引っ越しです。

IMAPと言うことで、説明します。そもそも、今時、IMAP以外使わないでしょう。

まず、パソコンの方に退避ディレクトリー(=フォルダー)を作ります。たとえば、tempでもいいです。その下に必要なサブ・ディレクトリーを作成します。たとえば、「受信メール」、「送信メール」、そして、「下書き」などです。もちろん、下書きが空っぽの場合は、下書きのディレクトリーは不要です。

上記のディレクトリーへメールを移動させます。コピーでもいいですが、後で新しいメールアカウントに接続すると、どのみち消えてしまいますので、移動でいいです。ミスに備えて、もう一つディレクトリーとサブ・ディレクトリーを作っておいて、そちらにはコピーで持って行ってもいいです。これで二つのコピーを用意したことになります。三つ用意するかどうかは、ご自分で判断して下さい(笑)。

さて、sixcoreのサーバー管理画面の左にメールの設定へのリンクがありますので、そちらでメールアカウントを作成します。

自分のパソコンのメールの設定を変えます。POPサーバーとして載っているホスト名は、IMAPサーバーと同じです。メールサーバーとの接続を試みてみて、つながったら、第一段階完了です。

次の段階では、先ほど移動したメールのうち受信メールを自分のパソコンのメール・アカウントの受信トレイにに戻します。

「送信済みトレイ」はメールを一度送信しないと現れません。メールソフトからは、送信はできても、「送信済みトレイ」へコピーできないようなので、その方法は実行せず、ウェブメールに行って、そこからメールをどこかに送信してみます。そうすると、「送信済みトレイ」が現れますので、そこへ先ほど移動させた送信済みトレイのメールを戻します。

なお、ウェブメールは、サーバー管理画面のメール・アカウントの一覧のところの「ログイン」のリンクで入れます。

これでめでたく移転が完了しました。

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